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光の鏝絵

光の鏝絵

光の鏝絵ANA機内誌『翼の王国 vol.546』に紹介されました!!

「翼の王国」国内線版は、「旅」をテーマに、国内および海外各地の文化・自然・食物・人々の暮らし等を独自の取材と美しいビジュアルで紹介しています。

■鏝絵とは

江戸末期から昭和初期に庶民の建築文化として全国的に流行していたといわれ、左官職人が漆喰壁に、鏝で福神や動物、植物などの浮き彫り模様を塗り、絵画的、装飾的に付けたものを言います。家紋や文字より華やかで蔵にもよく見られるので、「蔵飾り」とも呼ばれています。

昭和初期頃までに建てられている蔵には、妻壁(側面の壁)に家紋とか文字が付けられているぐらいがよい方で、荒壁で済ませている蔵もあります。戦後、昭和三十年頃から建てられている蔵には、縁起を祝う意味で、「鶴・亀・鯉・松竹梅・巾着・打出の小槌、瑞雲・立浪」などが、それぞれの家の好みによって取り付けられており、この頃から荒壁で済ませてきた蔵にも鏝絵を付け始めています。

これらの鏝絵は、琴浦町光集落の吉田貞一氏と吉田勝重氏、また吉田貞一氏から指導を受けられた琴浦町中村集落の野口原貞雄氏が丹精を込めて仕上げられた作品です。

このように鏝絵には家内安全や無病息災などを願う家主の思いが込められており、それに左官職人も自慢の技で応えてきました。両者の願いが伝わってくる作品、それが鏝絵です。

縁起の良い鏝絵の絵柄が持つ意味

鶴と亀

「鶴は千年、亀は万年」といわれ、長寿の象徴としてよく描かれています。

鯉の滝登り

中国では、「龍門の滝」を登ることに成功した魚だけが龍に変身できるという言い伝えがあります。



火事除けのシンボルとして大変多く描かれています。

■鏝絵見学上の注意

・個人邸宅内に立ち入る場合は必ず許可を得てください。
・集落内は車の乗り入れは禁止です。(駐車場をご利用ください。)
・マナーを守り、ゴミ等はお持ち帰りください。
・団体で来られる場合は、ガイドをつけられることをオススメします。

■「琴浦町観光ガイドの会」について

・琴浦町内には町内の観光地(光の鏝絵、旧中井旅館、河本家住宅など)をご案内するガイドの会があります。
「光の鏝絵」のガイドをご希望されますと、地元「光」在住のガイドがご案内致しますので、ぜひガイドをご用命ください。
★ガイド料金は、1グループ20人以内で1ヶ所の案内は2,000円。 
※20人より多い場合や2ヶ所以上案内希望の方はご相談ください。

■アクセス

鳥取県東伯郡琴浦町光

■タクシー

山陰本線 赤碕駅 より、タクシーで約5分。(※タクシー代は約800円です。)

■自家用車

光の駐車場をご利用ください

*光バス停待合所…なまこ壁の蔵の建物その隣に駐車場があります。(光地区に隣接しています。)

★山陰道 琴浦船上山IC→県道30号線西へ→光橋を越えると「光」バス停があります。

★国道9号線

(西から)信号:赤碕中学校入口(ローソンポプラ)から南→
県道30号線西へ光橋を越えると「光」バス停があります。
(東から)ポート赤碕から約1km西右折
→県道30号線西へ光橋を越えると「光」バス停があります。

■マイクロバス・大型バス
光の駐車場をご利用ください
※大型バス乗り入れ可

上中村線「光」バス停で乗降。

※時刻表はコチラ

写真ギャラリー

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