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光徳寺(伯耆札所)

光徳寺(伯耆札所)

西国の山城:尼子一族の祈願寺

亀福山光徳寺は、もと天台宗で、現地から南方一里の野田の地にありましたが、室町時代の永享元年(1429)退休寺(大山町)三世無餘空圓禅師が現在の地、公文亀谷に移して、曹洞宗に改めました。当時出雲守護代尼子持久は空圓に帰依して、永享5年(1433)本堂、庫裡を寄進し尼子一族の祈願寺としました。 次いで、持久の子、清定は、嘉吉3年(1443)開山堂、鐘楼とこの山門を建立寄進しました。

茅葺寄棟造りの山門楼

 鎌倉時代様式で、茅葺寄棟造りの山門楼上には、この門をくぐる参拝者の願い事を叶えてくださるという伝えの「金色寳光妙行成就王如来」坐像が安置されています
 末寺10数ヶ寺を有する、地方本山でもあったこの寺の風格にふさわしい山門といえます。

茅葺寄棟造りの山門楼

茅葺寄棟造りの山門楼 背面

アクセス

鳥取県東伯郡琴浦町公文227